森林体験学習②を実施! アグリ日記⑨
2019年10月18日 18時25分こんにちは、アグリコース農場長のKです。
本日、森林体験学習②と題し、見学学習を実施しました。
まず、丸住製紙を訪ね、紙の製造工程について見学させていただきました。
説明を受けた後、チップヤードに移動しました。チップ原料は95パーセントが輸入されており、ロシア、オーストラリア、ニュージーランドなど、様々な国から船で運ばれてこられるということでした。
針葉樹・広葉樹の用途の違い、匂いや手触り、堅さなど、チップ1つとっても様々な種類があることに生徒たちは驚いた様子でした。
最後に、実際に紙が製造されている現場を見学させていただきました。どろどろに溶けたパルプが、熱と圧縮であっという間に紙の姿になり、ロール状に巻かれていく光景に、生徒たちは圧倒された様子でした。
生徒たちは、
「紙が様々な加工を施され、生活を豊かにしてくれていることを知れてよかった!」
「木と紙の繋がりとてもよく分かった。山も大切にしなくては!」
と言っていました。
次に、堤製材所を訪ね、製材と、パレット製作現場を見学させていただきました。
まず、板材になる製材工程を見学させていただきました。丸太が移動製材機に乗り、レーザーで寸法を測られ、一定の厚みで製材される様子に生徒たちは圧倒されていました。
その木を様々な規格に製材し、紙製品を運ぶパレットにします。また、端材はチップ化され、紙の原料として活かされ、捨てるところ無く有効に利用されているということが分かりました。
組み立てに使うタッカーの体験もさせてくださったのですが、少々音が大きいため、恐る恐る釘打ちを体験していました。何でも経験が大切!
今回は林業を主体に地元の製紙現場を見学させていただきましたが、可能な限り無駄をなくし、環境に配慮した仕事をされていたことが印象に残りました。2つの事業所の方々の協力あっての学習でした。本当にありがとうございました(^_^)v