令和4年度 第1回人権・同和教育HR活動

2022年5月27日 08時12分

 今年度最初の人権・同和教育ホームルーム活動が行われました。

 1年生にとっては、高校生になって初めての人権・同和教育のホームルーム活動でした。小・中学校での学びを振り返りながら、「よりよい人間関係をつくろう」という主題のもと、自分や周囲の友人の良さに気付き、豊かな生き方をするには何が大切かということを考えました。A組からは、「自分が放った言葉や態度はいつか自分に返ってくるから、普段から『ありがとう』や『ごめんなさい』の言葉を大切にしたい。」という意見が出ました。B組では、ものの見方についてクラス全体で考え、「考えや意見が違うのは当たり前なので、いろいろな視点でものごとを考えるようにしたい。」など、積極的な意見が出ていました。

   

  2年生は、昨年度までの学びをもとに、「人権を獲得してきたあゆみに学ぼう」という主題のもと、部落差別の起こりを学び、偏見や差別が不合理なものであることを理解しました。人権委員からは、「過去にあった差別を二度と繰り返さないように、正しい知識を身に付けて差別を許さないという気持ちを持って生きていきたい。」という力強い言葉を聞くことができました。また「差別がどれだけ恐ろしいものかということをクラス全体で真剣に考えることができてとても良い授業になった。」という意見もあり、仲間と共に真剣に考えることができていました。

 

  3年生では、「進路保障の取組と私たちの人権」という主題のもと、「全国高等学校統一用紙」の制定の趣旨を学び、就職面接の場で不適切な質問に答えないことが、自分の人権だけでなくすべての人の人権を守ることにつながることを理解しました。実際に模擬面接をし、自分の問題として捉え、「差別につながる14項目」に該当する質問かどうか熱心に考える姿が見られました。生徒の感想の中には、「今日学んだことを、まだ知らない人に伝えていきたい。」という意見があり、差別を無くしていくために自分ができる行動について具体的に考えていました。

 
 
  人権・同和教育ホームルーム活動を通して、一人一人の心に「人権を大切にしたい」という想いが高まった時間になりました。この学びを、ぜひ、家庭に、地域に伝えていってほしいと思います。そして、日々の生活の中で、差別を許さない行動、人権を守る行動に移していきましょう。