2022年度 四国中央ユネスコ協会総会 記念講演
2022年5月26日 16時13分ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)は、フランスのパリに本部を置く国際連合の専門機関で、1945年に設立されました。教育や科学、文化を通じて諸国民の連帯を促進し、人種や性、言語、宗教の差別なく正義や人権、基本的自由が尊重される世界の平和と福祉に貢献することを目的としています。
ユネスコ憲章の前文には、「相互の風習と生活を知らないことは、人類の歴史を通して世界中の人々の間に疑惑と不信を引き起こした共通の原因であり、この疑惑と不信のために、世界中の人々の差異があまりにも多くの戦争を引き起こした」と書かれています。これは、「諸国間、諸民族間の交流を進め、文化の多様性を理解・尊重しあうことが世界の平和につながる」につながります。四国中央ユネスコ協会は、このユネスコの理念にのっとり、2007年2月に設立。同年3月、日本ユネスコ協会連盟(1948年設立)に加盟しました。
そして、今年は、1972年の第17回ユネスコ総会にて世界遺産条約が採択されてから50年、日本が世界遺産条約を批准してからは30年という節目の年となります。
このたび、6月18日(土)、ホテル グランフォーレ(四国中央市)において、令和4年度の四国中央ユネスコ協会総会が行われます。そのなかで、本校情報科学部顧問の徳永俊一教諭が、一昨年、首相官邸で開催された内閣官房と農林水産省の有識者懇談会より『ディスカバー農山漁村(むら)の宝』(第7回選定)に授与されたプランを基に、高校生と教師らが核となった学校教育と地域社会を融合した地域システムを構築し、四国初の「盆栽文化と盆栽景観の関連遺産」のユネスコ世界遺産登録を目指すという構想について講演いたします。この構想は、中小企業庁「ジャパン チャレンジ ゲート2022」ファイナリスト(全国トップ8)に選出され、このぼど『令和4年度経済産業省起業家教育プロジェクト』(ロゴマーク:ファーストペンギン)の認定を受けました。