「裏年でも良いものを!」アグリ日記⑥

2019年7月17日 17時19分

こんにちは、アグリコース農場長のKです(^_^)v

昨日、東予園芸の方に来ていただき、土居農場にてみかん・伊予柑摘果講習会を開き、アグリコース3年生が、地域の果樹農家さんと一緒に受講しました。

 

さて、摘果とはどのような作業なのでしょうか?

みかんをおいしく、品質の良いものにするためには、必ず行う管理作業です。5月の連休頃、ミカンの花が一斉に開き、その後6月~10月にかけて、果実が少しずつ大きくなっていきます。この生長期に果実の大きさなどに差が出てきます。それに加え、土居町はやまじ風にしばしば影響を受け、傷のついた実も出てきます。将来、有望とされる果実を残し、傷果や小さな果実を落とすことにより、栄養を集中させながら果実の大きさや品質をそろえることを、『摘果』といいます。

 

今回は、1回目の荒摘果です。摘果といってもいろいろな方法が有り、生徒は説明を受けながら???の連続です。教えていただいた次のことを注意して、悩みながらもさっそく作業開始!次の点を注意しながら摘果作業を実施しました。

 

●小さい実、傷のついた実を積極的に摘果する。

●日の当たらない木の中部分の実を摘果する。

●有葉果を残し、直果を摘果する。

●伊予柑の場合、高いところに実がつくと樹勢が弱りやすく、おいしい果実になりにくいので、頭より上はできるだけ全摘果する。

 

「うーん、難しーねー!専門用語が分からん(^_^;)」「どれが有葉果で直果なんか、見分けがつかん!」「あー、これがやまじ風で傷が付いたやつか!へー、こんなになるん?」など、悩みながら各自頑張って摘果していました。

 

今年の本校果樹園の柑橘は『裏年』。しかし、皆さんが喜んでくださるよう、妥協せず、今年もおいしいみかん作りに、全校あげて挑戦します!

 

地域の皆さん、今年も『土居高の元気みかん』を楽しみにしていてくださいね(^_^)v