校内人権・同和教育講演会
2021年12月3日 18時03分12月1日(水)に校内人権・同和教育講演会が本校の体育館で行われました。今年度は。土居高校の大先輩である江口久さん、徹子さんご夫妻を講師にお迎えし、『共に生きる社会の実現を~私たちの生きてきた道~』という演題で講演していただきました。お二人が歩んできた人生をお聞きし、現実に差別がまだ存在しているということを再認識しました。また、人間にとって大切なものは「命」と「ふるさと」であり、それらを守るために私たち一人一人が人権意識を高め、行動を起こしていくことが大切だということを学びました。特に「人間は強くなければ生きていけない。しかし優しくなければ生きる資格はない。」という久さんのお言葉が印象的で、生徒たちの心にも深く刻まれているようでした。
講演会後、久さんと徹子さんを囲んで、人権委員で座談会を行いました。講演会の感想を発表しあい、温かい雰囲気で会が進みました。その中で、徹子さんから「十字架を 負ふが如くに 嫁ぎし君 こぶしの白き 花をよすがに」という短歌を教えていただきました。私たちにとっての『十字架』とは何なのか。徹子さんからのこの問いかけに、これから差別に向き合い、差別と闘っていく中で一人一人が考え、探していこうと話し合いました。
江口久さん、徹子さん、たいへん充実した時間をありがとうございました。