土居高校情報科学部 世界遺産プロジェクト 多国籍語による紹介動画の制作
2022年8月2日 11時05分土居高校情報科学部は、内閣官房と農林水産省「むらの宝」、文部科学省「全国高校生SBP交流フェア」、経済産業省 中小企業庁「起業家教育プロジェクト」において選定された『盆栽文化と景観等のユネスコ世界遺産登録への挑戦プロジェクト』の一環として、地元ユネスコ協会(四国中央テレビ)の協力を受けて紹介動画の制作に取り組んでいます。新型コロナ感染拡大のため、制作が1年以上も延期となっていましたが、8月1日(月)にようやく作業を終えることができました。
2年前に制作した内容をベースに、一部、最近の活動内容を加えました。さらに、デザインやレイアウトにも工夫を凝らしました。今回は日本語版に加えて、多言語版にもチャレンジしました。当日、喜井さんには、お忙しい中、丁寧で分かりやすく指導していただきました。誠にありがとうございました。
世界には3千以上の言語があるといわれています。私たちは世界の言語について調べたうえで、日本語に加え、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語に決めました。
◇英語/ゲルマン語を起源とし世界中で最も普及している言語です。現在約5億人が話しているといわれる「世界共通語」として、その数は約50カ国や地域にのぼります。さらに公用語、準公用語を含めた実用レベルで話している人々は、世界の人口の約25%、およそ4人に1人になります。公用語として使われているのは、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、インド、ニュージーランドなどです。
◇中国語/世界中で11億~13億の人が話している最も使用人口が多い言語です。国連の公用語の一つにもなっています。広い国土を持つ中国語には、北京語、東北語、広東語、上海語など多くの言語があります。公用語として使われているのは、中国、香港、マカオ、台湾、シンガポールです。
◇韓国語/朝鮮語、コリア語とも呼ばれます。世界中で約7千万人が話しているといわれています。1443年、世宗大王が創ったとされるハングルという固有の文字で表記されます。公用語として使われているのは、韓国、北朝鮮です。
◇スペイン語/イスパニア語とも呼ばれます。ラテン語を起源とし、世界中で20か国、約4億人が話しているといわれるラテンアメリカ地域の国際共通語です。国連の公用語の一つにもなっています。公用語として使われているのは、スペイン、メキシコ、アルゼンチン、チリなどです。
◇フランス語/ラテン語を起源とし、ロマンス語とも呼ばれます。約1億~2億人程度が使用され、国連、EU、ユネスコ、国際オリンピック委員会やOECDなど多くの国際機関の公用語となっています。公用語として使われているのは、フランス、スイス、カナダ、マダガスカル、コートジボワール、カメルーンなどです。英語に次いで世界で2番目に多くの国、地域で使用されています。
◇ドイツ語/英語と同じゲルマン語を起源とし、世界中で約1億人が使用しています。なかでもヨーロッパでは、英語よりも使用人口が多いようです。公用語として話されているのは、ドイツ、オーストリア、スイス、ベルギー、ルクセンブルグ、イタリア、トルコなどです。
◇日本語/日本国内を中心に約1億人が使用しています。世界中で話されている言語の中でも10位前後に位置しています。
※なお、世界の多くの国や地域で話されているアラビア語(イスラム諸国)やイタリア語についても、今後、検討していきたいと思います。