土居高校情報科学部・ビジネスコース ユネスコ世界遺産学習
2022年7月24日 15時28分いままで土居高校情報科学部が内閣官房と農林水産省(むらの宝)、文部科学省(全国高校生SBP交流フェア)、国土交通省(観光庁長官賞)、経済産業省(起業家教育プロジェクト)から選定を受けた『高校生と教師らが核となった「盆栽文化と盆栽景観等」のユネスコ世界遺産への挑戦』プロジェクトの一環として、世界遺産に関する知識や世界各国の生活や風習を学んでいます。これらの学習は、日本の文化についての理解を深めるだけでなく、世界の多様な文化を知り、互いに尊重しあうことにつながります。また地球の生成過程や固有の生態系の価値を知ることは、地球環境保護の意識を高めます。
1学期に情報科学部・ビジネス(商業)コースでは「おススメのユネスコ世界遺産」というテーマで、日本を含めた世界遺産を調べて紹介する活動を行いました。世界遺産は、日本国内をはじめ世界中にたくさんあります。(現在1,154件)そこで、お気に入りの遺産を一つ選び、その特徴や魅力をインターネットや書籍などで調べ、スライドにまとめました。具体的には、①なぜ登録されたのか②どんな特徴があるのか③楽しく観光するためのポイントは について理解を深めました。なかには、アフリカの無形世界遺産に興味を持ったり、遺産の魅力を10枚以上のスライドにまとめたりする生徒が出てくるなど、大変意欲的な学習になったと感じました。
今回の活動を通して、情報リテラシーや思考・判断・表現力がつくことに加え、日本と世界の文化や歴史、地域社会への関心が深まりました。そのうえで、世界遺産や日本遺産の価値を知るだけにとどまらず、自分の住む故郷の魅力やすばらしさを再認識し、地域課題を発見し、解決策を考える機会にしたいと考えています。最終的には、少子化による人口減少、地球環境問題という課題にも目を向け、自分の街に誇りを持ち、自らが次世代につなげていく責務(シビック・プライド)を醸成していきたいと思います。この取組は、昨年から始めて今年で2年目となります。
以下は、1学期に取り組んだ世界遺産の一覧です。
◇知床 ◇白神山地 ◇小笠原諸島 ◇古都京都の文化財(清水寺)◇法隆寺地域の仏教建造物群 ◇広島平和記念碑(原爆ドーム)◇厳島神社 ◇明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼・造船・石炭産業(端島炭鉱、三菱長崎造船所ジャイアント・カンチレバークレーン)◇黄山(黄山松)◇アンコールの遺跡群(アンコール・ワット)◇タージ・マハル ◇歴史都市トレド ◇円形都市ハトラ ◇イラク南部のアワフル:生生物多様性の保護地域とメソポタミアの都市の残存景観(ウルク)◇メンフィスのピラミッド地帯(クフ王)◇ヒエラポリスとパムッカレ ◇ウエストミンスター宮殿、ウエストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会(エリザベス・タワー)◇ローマの歴史地区と教皇領、サン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ聖堂(コロッセウム)◇モン・サン・ミシェルとその湾 ◇パリのセーヌ河岸(ノートルダム大聖堂)◇ヴァティカン市国(システィーナ礼拝堂)◇ヴェネツィアとその潟 ◇ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ修道院とレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」◇ピサのドゥオーモ広場(ピサの斜塔)◇アントニ・ガウディの作品群(サグラダ・ファミリア贖罪聖堂の一部)◇モスタル旧市街の石橋と周辺(スターリ・モスト)◇ケルンの大聖堂 ◇プリトヴィツェ湖群国立公園 ◇ブリュツセルのグランプレス ◇オーストラリアのゴンドワナ雨林 ◇ベリーズ・バリア・リーフ自然保護区(グレート・ブルー・ホール) ◇チチェン・イツァの古代都市(セノーテ、エル・カスティーリョ) ◇イファ占い (順不同)