土居高校情報科学部 全国ユース環境活動発表大会 SDGs活動特別賞
2022年12月27日 11時12分令和4年12月26日、土居高校情報科学部(ビジネスコース)3名は、香川県高松市(レグザムホール)で開催された「第8回全国ユース環境活動発表大会四国大会」(主催:全国ユース環境活動発表大会実行委員会(環境省/独立行政法人環境再生保全機構/国連大学サステイナビリティ高等研究所))に初出場し、『SDGs活動特別賞』を受賞することができました。これは、「SDGsに貢献する特筆すべき活動である」と審査会に特に認められた場合に授与される名誉ある賞です。私たちの活動や理念を高く評価していただきましたことに、感謝申し上げます。
当日の発表では、盆栽帽子をかぶり、少子高齢化に伴う人口減少と地球温暖化による環境問題という二つの難題を解決するために、東京一極集中を是正し、学校と地域を融合した新しい地域の在り方を提案しました。具体的には、生徒と教師らが核となり、地域住民や利害関係者、地域や立場を超えて最先端の英知を持つ人々など全ての力を結集した「高校生地域商社」をつくって、盆栽(地域資源)を生かしたユネスコ世界遺産登録を目指した街づくりと人材育成を行うという構想です。このプロジェクトは、文科省の「高校生SBPフェア」、内閣官房(首相官邸)と農水省の「農山漁村(むら)の宝」、経産省の「起業家教育プロジェクト」などから選定表彰をいただいたプランを基にしています。
発表では、盆栽(ヒメコマツ)の原生林が自生する赤石山系(自然環境)を保護、保全していくこと、地元海浜でのプラスチックごみの清掃作業と調査研究を通して、マイクロプラスチック問題の深刻さを説明しました。さらに、環境問題についての正しい知識を学び、私たち自身が環境に対する意識を変えなければならないことを訴えました。
発表の最後に、私たちの取組や理念をPRした多言語(7か国版)の紹介動画(58秒)を放映しました。同時に、盆栽たいそうを踊りました。途中、会場から手拍子が起こるなど大いに盛り上がりました。
交流会では、愛媛大学付属高校プラガールズさんと小松高校VSTの皆さんから温かい応援メッセージをいただいてうれしかったです。
なお、来年2月に東京都内で開催される全国大会には、最優秀賞の愛媛大学付属高校理科部プラガールズさんと特別賞(高校生選考賞)を受賞した長浜高校チーム530さんの愛媛県勢2校が出場します。
■テーマ 『盆栽(地域資源)のユネスコ世界遺産登録を目指す街づくり-環境保全と地域創生の両立-』